民間資格について
私たちは薬剤師の多様性に注目しております。そして、これからの薬剤師は専門性と多様性の両方を確立する必要があります。
薬剤師の専門性を生かす領域の一つとして、獣医療分野があります。
薬のプロである薬剤師の注目は、これまでヒトの治療及び生活の向上に向けられてきました。しかしながら、薬剤師がもつ専門性は、動物の薬物療法にも応用ができます。
例えば、動物により食事の回数は異なるため、治療対象である動物に応じた薬物治療の設計が必要です。選択する治療薬や用法用量を最適化した上で、薬学管理ができれば、より充実した獣医療を提供できるのはないかと考えます。そして、その場所が薬剤師が活躍できるステージだと我々は考えます。
しかし、薬剤師自身もその専門性を発揮する場所としてヒトの世界が中心であると信じています。
薬剤師法第1条で定められている通り、私たち薬剤師は薬の専門家であり、薬を通して公衆衛生の向上に努めなければいけません。
そのためには、薬剤師の本来の役割を自覚し、専門性を生かす場所を制限する必要はないと考えます。
全日本薬剤師イノベーション協会は、獣医療における薬剤師の資格を普及し、社会貢献につながる薬剤師の職能開発を使命と考えております。
我々の活動の第一歩として、ヒトの世界だけでなく、獣医療における薬剤師の可能性を、薬剤師自身に、そして日本社会に知って頂きたいです。
我々は、動物病院や動物園、水族館等で活躍する薬剤師を育成し、獣医療に関わる方々、動物の管理者様、飼い主様に広く認知いただけるように努力して参ります。
また、どうぶつお薬手帳を普及させることで、動物の薬物療法における薬剤管理の重要性を周知させていく活動を行います。
白衣を脱いだ薬剤師がこれからさらに飛躍できるように、我々は薬剤師の未来にイノベーションを起こします。
動物の薬物療法に関する知識を習得して、なおかつ国家資格である薬剤師免許を所有している獣医療に従事する薬剤師です。
国家試験である薬剤師免許を取得後、全日本薬剤師イノベーション協会の指定講座を受講・修了し、認定された場合に民間資格として取得することができます。
国家資格である薬剤師のための新しい民間資格です。現在、商標登録申請中です。
なお、現在指定講座設定中のため、受講は受け付けておりません。